こんにちは。KiYOです。
文章を書くことが苦手だ。
何を書いたらいいかわからないと思っている人は多いのではないでしょうか。私もそうです。
こちらで紹介している「書くのがしんどい」の本を読んでみて、目から鱗。
テクニックというより、書くということの考え方にナルホド要素が多く、学びの多い本でしたので、おすすめします。
文章を書く上での悩みを5つに絞って、悩みの解決をしてくれます。
- 書くことがなくてしんどい
- 伝わらなくてしんどい
- 読まれなくてしんどい
- つまらなくてしんどい
- 続かなくてしんどい
ポイントをググッと絞って紹介しますので、あなたの文章作成の一助になればいいなと思います。
では、ご覧ください。
書くことがなくてしんどい
何を書いていいかわからないときは以下のポイントを意識してみてください。自分の中のフィルターを通して書くことが重要なのです。
- 自分のことを発信するのは難しくても、自分の周りで起きたことや、自分の心が動いた瞬間を書いてみればいい
- 自分の中からひねり出さない。人から聞いたこと、自分で見たことなど「取材」をして、書きたいことを見つける
- 一から書くのではなく、「音声入力」なども利用して考えの核を固めてから、細部を直していく
- 「読まれないといけない」「読まれなかったらどうしよう」という自意識を捨て去る。とにかく書く!たくさんスベろう!
伝わらなくてしんどい
相手に思いを伝えることを強く意識する必要があります。相手に疑問を与えず、スーッと理解できるようにすることが重要です。以下のポイントを意識すると伝わるようになります。
- 読む速度と理解する速度が一致する文章
- 読みながらスーッと脳に染み込んでいくような文章が「わかりやすい文章」なのです
- 短くシンプルな文ほどわかりやすくて、むしろ頭が良く見えるはずです。
- 基本的に一つの文では一つのことが伝わればいい
- 4〜5行くらいで改行する
- 迷ったら「ひらく」(ひらがなにすることで、じっくり噛み締めるように読んでくれるようになる効果がある)
- 中高生でもわかるように書く
- 何よりもまず「結論」を先に言いましょう
- 一つの文章で言いたいことは一つにする。これが原則です。
読まれなくてしんどい
読まれないのは相手が欲しいと思った情報を発信していないことが挙げられます。読まれるような文章を書くポイントは以下を参考にどうぞ。
- 「好奇心がない人」にも届けないといけない
- 「みんな興味あるでしょ?」というスタンスで書かれた文章は読まれません
- 書き手が「書きたいこと」と、読み手が「読みたいこと」は大抵ずれています。
- 「あなたが講演会をするとしたらどういうテーマで話すと人が集まりそうですか?」
- 「自分が読みたいもの」を書き、「自分が買いたい本」を作るのです。
- たった一人に届ける「虫眼鏡理論」
- いい文章は「主観と客観の往復」で出来上がっていくもの。それを一人でどこまでできるかが文章を磨いていくコツなのです。
- マーケティングの世界では、消費者にとっての「自分ごと」にすることが大切だと言われます。
- 「自分にしか書けないこと」を「誰にでもわかるように」
- 自分が書きたいものと、読者が読みたいものが重なるテーマを選ぶ。「自分ごと」にしてもらえるテーマだとベスト!
- 自分自身あるいは「たった一人の読者」に向けて届けるように書く。(ペルソナ。過去の自分に教えるつもり。後輩に教えるつもりで書く)
- イジワルな編集者になって、自分が書いた文章が「本当に面白いか」客観的に見直す
- 「成分」と「効能」を意識したタイトルやパッケージ、読者が喜ぶようなコンテンツに仕上げる。メリットとベネフィットを示す。このイヤフォンはノイズキャンセルがついているため、雑音が聞こえません。(メリット)電車の中など雑音が多いところでも集中して勉強ができます(ベネフィット)
- 文章のスキルを上げると、依頼や交渉もうまくいくようになります。
- 自分がやりたいこと、相手のメリットになること、さらには読者の期待に応えること
- この3つの重なる部分を見つけてカタチにするのが書籍の編集者の仕事
つまらなくてしんどい
情報を伝えるだけではつまらない文章となってしまいます。面白くないと読まれません。
つまらない文章を面白くするポイントを紹介します。
- 「へえ」と思えるポイントがビシッと伝わるように設計することが大切なのです
- 「共感8割、発見2割」を目指すくらいでちょうどいいのです
- 読み手が疑問に思いそうなところは、先回りして言及するか、早めに回収しておく。すると、最後まで読まれる「面白い」文章になるはずです。
- やる気のない時ほど、仕事をすべきだ。そこでやる気がない時に仕事をする癖をつければ、そのぶん「ベース」がアップする。やる気のない時ほど仕事をすることが、他人に差をつける秘訣である。
- 自分にしか知り得ない情報を伝えると、リアリティが出て面白くなる。
- よく先に詳しい説明をしてから、強い言葉を入れる人もいますが、順番は逆にした方が効果的です。
- 「最後まで読めばわかる」は今の時代、通用しない。
- 「」の役割は、大きく2つあります。一つは、独り言や会話。もう一つは分割、強調です。
- ルールがない組織って、自由そうに見えてストレスフル。いわば信号のない交差点。みんながずっと気を遣わないといけないから、進むのも止まるのもスムーズじゃない。
- 僕はテレビや映画を見ていて「これって、あれに似てるな」と思った時はメモをとるようにしています。
- 言いたいことや結論をあえて後に回したことで、これまでの伏線が回収され感動が生まれたのです。
- 感動があるとシェアしたくなるのです。
- 「中身を知らない人」がピンとくるタイトルを
- タイトルをつけるときは、その企画を全く知らない人、興味がない人でも「なんだろう?」「気になる」と思えるようなものにする必要があるのです。
- 「いちばんおいしいところ」「多くの人の興味を惹きそうなところ」をあえてタイトルに持ってきたことで市場が10倍以上に広がったのです。
- 「伝えたいことは何か?」を明確にし、それをきちんと伝えること
- 人を動かす文章を書くときは「共感」と「夢」を絶妙に絡ませていきます
- 呼びかけるときは「みなさん」ではなく「あなた」を使うのも小さなことですが重要です。
続かなくてしんどい
ブログなどが続かない人は以下のポイントを参考にどうぞ。
- 長文という「フルマラソン」をするなら、まずはツイートという「散歩」から
- 「いつかどこかで発信できるかも」と思ってメモ
- ちょっとした発想を「メモ👉ツイート👉ブログ」と出世魚のように育てていく方法をとっています。
- 「ベータ版」の段階で多くの人を目に晒して、そこから磨き上げて完成に近づけていくわけです。
- 「納品主義」ではなく、「改善主義」でいきましょう
- 人生に取り入れたくなるノウハウである
- 人は役立つノウハウが知りたいのです
- 喜怒哀楽が刺激されるポイントがある
- 「ここのポジションは空いているから、ちょっと攻めてみよう」という、隙間産業のような発想が大切です。
- そもそも長く集中できないと知っておく
- 気分が乗らない時は散歩する
- 適宜、ざわざわした場所に行く
- 終わったらやりたいことを決めておく
- 締切日を宣言する
- 質より終わらせることを優先させる
- とにかく5分我慢してパソコンに向かう
- やる気になるから動けるのではなく、動き始めるからやる気が出るのです。順番が逆なのです。
- ブログは、1回書けば24時間365日「自走」してくれるのです。
- どんな人も、いろんな知識を持っていて、いろんな経験をしています。ただ、それが脳内にとどまっているから、価値が見えないだけなのです。
- 自分が「いい」と思っているコンテンツが、周りから見るとそんなに価値がなかったり、逆に「こんな普通のこと書いて意味あるの?」ということが、周りからはすごく面白いことだったりもします。
- どんどん書いて「ギブ」し続けよう
- 大袈裟ですが「これを書くことで人類を一歩前に進めるのだ」と思うことです。「これを書いてみんなに伝えることで、世界を0.01ミリでもレベルアップさせるんだ」と思う
- 「他者に貢献しよう」という意識で発信することです
書けば人生は変わる
「書くことがしんどい」という悩みとその解決するポイントを紹介してきました。
- 書くことがなくてしんどい
- 伝わらなくてしんどい
- 読まれなくてしんどい
- つまらなくてしんどい
- 続かなくてしんどい
ここまで読んでいただきありがとうございます。
あなたの悩みである書くのがしんどいが、書くのが楽しいに変わっていけば嬉しいです。
最後の締めくくりの一文が印象に残りましたので、ご紹介します。
「切ったら血ができるような「体温」のある書き方を心がける」
魂を込めて書き、発信することが重要なのです。 魂は細部に宿るっと言います。
他のおすすめ本も紹介しています。どうぞ、ご覧ください。
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