【要約】伝えて動かす!WEBライティングの教科書

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ライティングが苦手でいつもどう書こうか悩んでいませんか?

ライティングする上でのテクニックがあるって知ってます? そう、あるんです。

ライティングする上での準備や文書構成、数あるテクニックを惜しみなく盛り込んでいるこの本をご紹介します。

この本を読めば、ライティングで悩んでいたことが解消され、気持ちよく文章を書くことができます。

どうぞ、ご覧あれ。

著者:Ray

目次

第1章 ライティング準備編

  1. 誰に伝えるのか?ターゲットを定めよう。常に予め設定した読者像を意識しましょう
  2. 何を伝えるのか?テーマを絞り込もう。「その情報をどう伝えるのか?」つまり、ライティングスキルが発揮されるのです。「ネタがない」「発信する情報に厚みがない」これらの悩みはライティングスキルではなく単純なインプット不足であることが多いので、上記のようなことで困った場合はインプットすることを心がけましょう。
  3. 文章の7割は構成で決まる!ブログでしたら、「記事タイトル」「見出し1」「見出し2」を時間かけて先に作ってしまいましょう。セールスレターなら「1問題提起」「2共感」「3解決法」「4オファー」「5特典」「6クロージング」のような流れで決めて、各パート毎に書くべきことを決めると良いです。
  4. 文章力が乏しくても、構成さえしっかりしていれば全体としてはなんとかまとまるものです。

第2章 相手に伝わる文章構成

  1. 先に全体像を説明してから、徐々に細かいルールや見どころについて説明すると伝わりやすくなります。
  2. マニュアル構成は階段式で!ノウハウや使用方法などを説明する場合は、使用する順番に沿って構成を組み立てると伝わりやすくなります。

ゴールデンサークル

  1. なぜ(目的・理由)
  2. どうやって(取り組み方・手段)
  3. 何を(具体的な方法)

例)

  1. なぜ副業が必要なのか?そしてその理由とは?
    「終身雇用制度が崩れ、老後には2000万円以上の貯蓄が必要と言われる時代になりました。今から個人で新たな収入源を確保し、将来に対しての備え&リスク軽減をする必要があります」
  2. どうやって副業すればいいのか?
    「副業にもさまざまな種類がありますが、その中でもおすすめなのが「転売」です。なぜなら・・・」
  3. 具体的に何をすればいいのか?
    「まずは自宅にある不用品を探してみましょう。そしてAmazonのアカウントを取得して・・・」

活用場面:プレゼンや自己紹介なので使いやすい

PREP法

  1. Point(要点・結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(事例・証拠)
  4. Point(要点・結論)

例)

  1. Point(要点・結論)
    「アフィリエイトで稼ぐならメルマガをやるべきです」
  2. Reason(理由)
    「なぜなら、メルマガはSEOやプラットフォームなど外部要因の影響を受けにくい特徴があり、安定性が抜群だからです」
  3. Example(事例・証拠)
    「Googleアップデートで私のサイトが圏外に飛ばされましたが、売上自体は微動だにしていません。メールを配信するだけで商品が売れるからです」
  4. Point(要点・結論)
    「つまり、外部に影響されずに長期スパンで安定して稼ぎたいならメルマガをやるべきなのです」

活用場面:マニュアル・解説書なので使いやすい

SDS法

  1. Summary(文章のテーマ)
  2. Details(テーマの詳細な説明)
  3. Summary(文章全体のまとめ)

例)

  1. Summary(文章のテーマ)
    「今回はメルマガで稼ぐために必要な3つのスキルを解説します」
  2. Details(テーマの詳細な説明)
    「その3つのスキルがこちら。1コピーライティング 2集客 3コンテンツ作成」
  3. Summary(文章全体のまとめ)
    「以上が、メルマガで稼ぐために必要な3つのスキルになります。全て必須になりますので、あなたに足りないものを見極めて身に付けていきましょう」

活用場面:どんな場面でも使いやすい

PPCの法則

  1. Promise(約束する)
  2. Proof(証拠、証明)
  3. Call to Action(行動の呼びかけ)

例)

  1. Promise(約束する)
    「あなたのライティングスキルを短時間で一気に向上させてみます」
  2. Proof(証拠、証明)
    「私はライティングスキルを使い、ウェブサイトだけで1万人以上の方に商品を販売してきました。」
  3. Call to Action(行動の呼びかけ)
    「このスキルを手に入れたい場合は、今すぐ下記URLをクリックして詳細をご確認してください」

活用場面:行動を促す場面で使いやすい(セールス・お申し込みなど)

PASONAの法則

  1. Problem(問題提起)
  2. Affinity(親近感・共感)
  3. Solution(解決策の提示)
  4. Offer(提案)
  5. Narrow Down(限定性、緊急性)
  6. Action(行動喚起)

例)

  1. Problem(問題提起)
    「40代になると、急に体型維持が難しくなってきますよね?」
  2. Affinity(親近感・共感)
    「でも、ダイエットが続かない・運動する時間がない…と諦めたくなる気持ちもわかります」
  3. Solution(解決策の提示)
    「そんなあなたにおすすめしたいのが、◯◯です」
  4. Offer(提案)
    「◯◯に含まれる成分は脂肪を燃やしやすくする効果が実証され、肥満大国・アメリカでも人気を集めています。あなたもその効果を体感してみませんか?」
  5. Narrow Down(限定性、緊急性)
    「30名様まで!30%OFFの初回限定価格でご提供します!」
  6. Action(行動喚起)
    「今なら送料無料! お申し込みはこちら」

活用場面:行動を促す場面で使いやすい(セールス・お申し込みなど)

成功ストーリー

  1. 悩みが解決した状態
  2. 悩んでいた過去の自分
  3. 打開策を発見
  4. 理想を手に入れた現在の自分

例)

  1. 悩みが解決した状態
    「今でこそ外国人の友達と英語で会話したり、英字新聞をスラスラ読んだり字幕なしで映画を楽しむことができるようになりました。ですが、最初から英語が得意だったわけではないのです」
  2. 悩んでいた過去の自分
    「高校時代、英語の成績はごく平凡なものでした。大人になってから英語を勉強し始めても、「単語の暗記」「文法の勉強」などが苦痛で、一時期は英語を嫌いになることもあったほどです」
  3. 打開策を発見
    「何度も挫折と再挑戦を繰り返し、いよいよ英語を諦めかけていたその時、「聞き流すだけで上達する」という英会話プログラムが!「嘘くさい」と思いながらも、やっぱり英語を諦めきれなかった私は半信半疑で受講してみることに!」
  4. 理想を手に入れた現在の自分
    「すると、本当に聞き流すだけで目に見えて英語が上達する実感を得ることができたのです。あれだけ嫌だった「単語の暗記」「文法の勉強」も不要!」

活用場面:読み物系で使いやすい

認知的不協和

  1. 常識を再確認する
  2. 常識を覆す
  3. 新しい常識を伝える

例)

  1. 常識を再確認する
    「YouTubeで稼ぐためには毎日動画投稿を頑張って、チャンネル登録者を1万人以上集めないと難しいと思っていませんか?」
  2. 常識を覆す
    「実はYouTubeで稼ぐためにはチャンネル登録者や毎日投稿は必要ありません。僕自身、1ヶ月に3本しか動画を投稿していません。チャンネル登録者も5000人ほどです。それでも、5年以上に渡ってYouTube経由で毎月30万円以上の利益を出しています」
  3. 新しい常識を伝える
    「目的や戦略、仕組みを最適化することで、少ない労力とチャンネル登録者でも大きな利益を出せるのがYouTubeなのです。では、その具体的な方法とはどのようなものか?これから順番に解説していきましょう」

活用場面:読み物系で使いやすい

事例

「先日遊びに行ったディズニーランドの旅行日記」

  • SDS法:先日、ディズニーランドに行ってきました!
  • PPCの法則:ディズニーランドを人一倍満喫する方法をお伝えします
  • PASONAの法則:ディズニーランドはいつも混んでいて、熱烈なファン以外は楽しめないと思っていませんか?
  • 認知的不協和:ディズニーランドは現実を考えさせられる空間でした。

第3章 読みやすい文章に仕上げる9つのテクニック

  1. 一文の長さでメリハリをつける
    音読がオススメです。
  2. 文末でリズム感をつける
    「3回以上同じ文末を繰り返さない」
  3. 体言止めでバリエーションを増やす
  4. 接続詞2つの要注意ポイント
    同じ接続詞を連続させない
    接続詞を多用しない
  5. 改行は俯瞰して感じる
    執筆した文章を俯瞰的に眺めて、「内容以前に」読んでみたくなるか?
  6. 箇条書きでコンパクトに
    箇条書きは要点が強調されて読み手に伝わりやすくなり、さらに文章全体の見た目もスッキリとするという効果があります。
  7. 会話文で臨場感と感情をだす
    堅苦しい文章に変化を与えたい場合は、会話文を使ってみてください。
  8. 漢字・ひらがな・カタカナの黄金比
    「漢字:ひらがな:カタカナ=2:7:1」
    感じを連続させない
    ひらがなで良い単語はそのままにする
  9. 読み手に適切な言葉遣い
    適切な言葉は読み手によって違ってくるので、本書の冒頭でお話しした「誰に対して書くのか?」を想定して、その読者像に向けた言葉選びが大切ということです。

第4章 人を動かす13の文章テクニック

信頼度を上げる4つのテクニック

  1. 主張の一貫性
    主張に一貫性がなければ、真剣に情報を受け取ってくれる人がいなくなります。
  2. 主張したら理由を述べる
    理由があるというだけで、ふしぎと文章全体の説得力が増します。
  3. 権威性
    「著名人」や「公式データ」などの権威を借りることで、信頼度を上げることができます。
  4. デメリットを伝える
    読み手が知りたいデメリットを先に伝えることは、何かしらの提案をする際に抜群の効果を発揮するので、ぜひ活用してみてください。

共感度&信頼感を得るための3つのテクニック

  1. 読み手にフォーカスを当てる
    一人称を多用してしまった場合は、「もっと読み手にフォーカスが当たるように書き換えることはできないか?」と意識して文章を組み直してみましょう。
  2. 読み手との共通点を探す
    適度に自分のプライベートやパーソナルな部分を公開してみてください。ただし、「適度に」というところがポイントで、サラッと余談、補足程度に留めておくことが大切です。
  3. 弱み・人間味を見せる
    完璧に見える人間には近寄りにくいものですから、あえて弱みや人間味溢れる部分を晒してみてください。

価値を伝える6つのテクニック

  1. フレーミング効果
    「同じ内容であっても、表現方法によって違う印象を与える」
    例)「3キロ痩せる方法」⇨「食事制限&運動なしで3キロ痩せる方法」
    具体性を加えることによって、大きく印象を変えることができます。
  2. アンカリング効果
    「予め提示された情報が、意思決定に強く影響を与える」
    例)「残り18名」と記載するより、「先着100名⇨残り18名」とした方が残りわずかという印象を与えることができます。
  3. イエス・セット
    人間は一度自分で決断してしまうと、なかなか取り下げることができないという心理が働きます。そこで小さなYESを積み重ねて、NOと言えなくさせてしまうという手法がイエス・セットです。
  4. たとえ話
    たとえ話を使ってわかりやすく表現するのも、伝える文章では重要になります。
  5. イメージさせる
    文章の背後にある光景をイメージさせることも効果的です。「想像してみてください」と記載することで、より頭の中で文章をイメージ化しやすくなるという効果もあります。
  6. 相手の価値観を尊重する
    人間は他人から価値観を押し付けられることを嫌う傾向があります。そして、その価値観とは「自分が想像できる範囲内」であることが多いです。まずは相手の価値観を尊重しつつ共感し、その上でこちらの話を進めていくのも効果的です。

第5章 高成約率を叩き出すセールスレター

キャッチコピー

レターにおいて、最も重要な要素がキャッチコピーです。平均するとコピーの本文を読む人の5倍の人がヘッドラインを読む。

キャッチコピーを強烈にする「3x3ヘッドラインルール」

キャッチコピーを強烈にする「3x3ヘッドラインルール」

※日本では「GDTの法則」という名で広まっています。

  1. Goal(目標)
    1. 時間をかけたくない(短期間で)
      例)1週間で効果を実感できます。
    2. 努力したくない(お手軽に)
      例)塗るだけで腕が細くなる
    3. お金を使いたくない/お金を増やしたい(安く/稼ぎたい)
      例)エステ代の10分の1以下です。

冷静な理性によって判断される部分ですので、感情に訴えるという面では弱いです。

  1. Desire(欲望)
    1. 富や名誉がほしい(社会的に認められたい)
      例)会社内で一目置かれる存在になります。
    2. 愛情や性的欲求をみたいしたい(モテたい/愛されたい)
      例)社内中の女性にとって憧れの存在になります。
    3. 快適さが欲しい・不快を避けたい(悩みや苦痛から解放されたい)
      例)今までストレスだらけだった会社が、あなたのオアシスになります。

この3つは人間が持つ本能に訴える部分が強く、感情を大きく動かす効果があります。

  1. Teaser(行動を駆り立てる)
    1. 希少性(数が少ない、逃すと手に入らなくなること)
      例)先着10名限定
    2. 好奇心(興味関心がそそられること)
      例)勉強不足!聞き流すだけで身につく英会話上達法
    3. 反社会性(一般的に非常識と言われていること)
      例)外国人のセ●レを作って、タダで英語を学ぶ方法

これらは理性では逆らえない、人間の持つ原始的な心理に訴える効果があります。

これら、「3x3=9つの項目」が強いキャッチコピーを作る要素です。

「Teaser > Desire > Goal」この順番で、より強力になっていきます。

目を引くキャッチコピーを作る8つの要素&テクニック

  1. ターゲットへ呼びかける
    商品サービスのターゲットを具体的に明記して呼びかけるテクニックです。
  2. ベネフィットを伝える
    ベネフィットとは、商品サービスを購入した後に得られるポジティブな未来のことです。
    例)「最小最軽量のデジカメです⇨だから持ち運びが楽で、いつでも写真を撮れる」
  3. 具体的な数字を入れる
    具体的な数字があることで、キャッチコピーの信頼度が増す効果があります。
  4. 人気をアピール
    「流行っている」「トレンド」「大勢がやっている」など、多くの人に支持されて人気があることをアピールすると、安心や信頼を得ることができます。
  5. カタカナを繰り返しを使う

カタカナを繰り返す言葉は、音や語感でイメージが伝えやすいという効果があります。

  1. 金銭的リスクがない
  2. 一般常識とは真逆のギャップを作る
    「常識的に考えたらそれは逆だよね?」と思わせるギャップを作ることで、人を惹きつけることができます。
  3. ターゲットがイメージできる範囲
    読み手の常識やイメージできる範囲とかけ離れたキャッチコピーは、「嘘くさい」「共感できない」と感じられてしまいます。

具体的なキャッチコピー作成手順4ステップ

  1. 読み手の現状と理想を明確にする
    読み手の現実と理想を書き出し、商品サービスによって理想に近づく状態を書き出します。
  2. キャッチコピーを作ってみる
    ただし最初からこのようなコピーを作るのは難しいので、まずは思いつくままに書き出していくことをオススメします。
  3. シンプルにする
    「優先的に伝えたいことや、読み手に響く訴求は何か?」「削っても問題ない文言はないか?」可能な限り短くシンプルなキャッチコピーを作ってください。
  4. テスト候補を用意する
    大切なのは多くの要素やキャッチコピー候補をあぶり出し、素早くテストして反応が良いパターンを見つけ出すことです。

ボディコピー

ブレット

ブレットとは「ピストルの弾丸」のことで、レターでは「ベネフィットの箇条書き」のような意味になります。

  1. 数を出す
  2. キャッチコピーで漏れたベネフィットを入れる
  3. 漏れなくダブりないベネフィット
  4. 曖昧にして好奇心を煽る
    あえて具体的な答えを明瞭化せず、曖昧にすることで好奇心を刺激することもできます。
  5. 見出し⇨詳細で強化する
  6. 複数のベネフィットを組み合わせる

見出し

  1. 興味を引いて、じっくり本文を読ませる
  2. 見出しの流し読みだけでも内容が伝わる

お客さまの声

  1. 商品に対する信頼度を上げる
  2. 商品の効果を客観的に証明
  3. 商品購入の判断基準になる
  4. 商品のベネフィットを強調できる

クロージングコピー

一般的に、上手く作られたレターを読んだ人の多くは、・商品には興味ある・あなたの言うことも信頼出来るし、商品も魅力的・でも、すぐに購入の決断はできないこのような心情になります。

  1. 価格説明
    気持ちよく購入してもらうためには、「支払う金額以上のリターン(ベネフィット)があるのか?」を理解し、納得してもらう必要があります。
  2. ボーナス特典
    商品本体だけでも購入を決断しかけている人に対し、さらに追加のボーナス特典を提示することでより強く購買意欲を刺激することができます。
  3. リスク・リバーサル
    「見込み客がお金を払うリスクを、販売者が請け負います」つまり保証のことです。
  4. 緊急性
    一般的に、人間は今すぐ行動する理由がないと後回しに、そのまま忘れてしまう傾向があります。
  5. 追伸
    1. 商品のベネフィットを伝える
    2. 前の文章を読ませる
    3. 商品のオファーをまとめる
    4. 希少性を伝える
    5. 理念を伝える
    6. 行動(購入)を促す

伝えて動かす!WEBライティングの教科書を読んでみての所感

ライティング準備編で紹介していた「記事タイトル」「見出し」をまず組み立てる構成を最初にやることで、全体の記事構成が決まるのでここは本当に重要です。

建て付けが何か違うなって思ってもここの段階では修正は容易です。 詳細記事を書いた後では修正が大変です。

相手に伝わる文章構成では7つの文章構成を紹介していました。書く内容に合ったものを選んでみて下さい。

  1. ゴールデンサークル
  2. PREP法
  3. SDS法
  4. PPCの法則
  5. PASONAの法則
  6. 成功ストーリー
  7. 認知的不協和

読みやすい文章に仕上げる9つのテクニックや人を動かす13の文章テクニックをいっぺんに覚えるのは難しいと思います。何度も見返しながら自分の文章を質を上げていって下さい。

この本を読むことで、あなたの文章の苦手意識がなくなり、楽しく文章が書けることを願っています。

頑張って下さい。では。

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この記事を書いた人

ITの事や自分の経験談など綴っていきたいと思っています。

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