こんにちは、KiYOです。
システムエンジニア歴20年オーバー。製造現場に特化したシステム開発を主にやってます。
新しい物好きで色々なIT技術を勉強しては、仕事に使って行ってます。

今回はこの前受けたマネジメント研修のリーダー自身とメンバーの能力開発について紹介します。
- リーダー自身の能力開発
- メンバーの能力開発
能力開発は成長に欠かせない原動力
- 組織が長期的に成功し続けるためには、社員一人一人の継続的な成長が求められる
- 自身が持つスキル・知識・のレベルアップを図ることは、自身やチームの目標達成につながる
- 変化の厳しい今日のビジネスにおいては、メンバーから経営トップまで、社員全員が成長しなければならない
- 状況に応じて組織の優先事項を的確に見極め、その達成に必要となる能力を開発することが求められる
能力開発における障害
多くの仕事状況において、目標達成に必要となるスキル・知識を習得しようとするとき、障害に直面する
- 時間・・・仕事量が多い、または他の優先事項があるため時間が取れない
- 予算・・・研修・ツールなどに使える予算が限られている
- 優先事項・・・業務の優先事項がコロコロ変わる
- リソース・・・学習に必要なリソースやツールが不十分または、ない
- 支援・・・上司が忙しくて、支援を得れない
- 機会・・・学習した内容を試してみる機会がない
- フィードバック・・・フィードバックが全くない。あるいは、タイミングが悪い
- アカウンタビリティ・・・能力開発に対するアカウンタビリティ(遂行責任)を明確に課していない
- 成長意欲の欠如・・・スキル・知識を高める意欲がない
- 心理的障害・・・自信がない。新しいことを学ぶことや、失敗を恐れる
目標とニーズが相まった能力開発
一人一人のスキル・知識を高めることは、チームの問題解決や目標達成につながるものです
個人の目標・ニーズとチーム、組織の目標・ニーズが重なるところで個人の能力を設定することで、個人、チーム、組織が同じ目標を持つことになります。
- メンバーは、自身だけでなくチームにとっても役立つスキル・知識を仕事で活用することができる
- 能力開発の取り組みが組織的に支援、促進され、能力開発目標の達成につながる
- 組織の重点課題が達成される

能力開発のプロセス
能力は3つのステップ(診断、学習、適用)を経て進められます。
診断
- 強みまたは改善点となるスキル・知識を特定する
- 現在の業務の推進だけでなく、将来の可能性につながる領域や重要な職責を果たす上で必要なスキル領域を開発する
- 能力開発領域を強みと改善点一つづつに絞り込み、具体的な能力開発目標を設定する

改善点だけでなく、強みも特定する
強みの能力開発は、成功する可能性が大きく、能力開発に対する自信につながります。
例)採算スキル(改善点)を向上させつつ、同時に、プレゼンスキル(強み)の更なる強化を図る
- 機械・設備の操作
- プレゼンテーションスキル
- プロジェクト管理
- 統計分析
- 文章作成能力
- ETC
- 顧客サービス・サポート
- 部門横断的な業務
- マーケティング・営業
- 製品知識
- 技術
- 財務・予算
- 国際的な業務
- ETC
- 他者との協議
- コミュニケーション
- 意思決定
- 計画組織力
- 対立の解消
- コーチング
- 権限委譲
- 同意の獲得
- 変化への対応
- ETC
- 直近の業績評価
- 仕事ぶりの観察
- 同僚・顧客からのコメントやフィードバック
- 面談や日常の会話
- 本人からのコメント
- 多面評価(360度評価)の結果
- アセスメント結果
- チーム・組織の測定指標
- ETC
学習
スキル・知識を強化するためには学習が必要です。

人によって最適な学習の仕方は異なるため、その認識は重要です。
- 能力開発の対象として特定したスキル・知識を習得する方法を計画する
- 研修、職務経験、コーチングなど、適した学習方法を特定し、様々に組み合わせて活用する
- 想定される障害を見極め、その障害を克服するために必要な支援やリソースを特定する
組織に基づく公式の学習
他社から学ぶ
経験から学ぶ
- E-ラーニング
- クラス形式の研修
- 自習
- 読書
- 業界のセミナーや会議
- オンライン・セミナー
- メンター、リーダー、同僚からのフィードバック
- 継続的なリアルタイムのコーチング
- 観察
- 経験の共有
- ジョブシャドーイング
- 人脈作り
- 新しい職務
- 今の職場で能力開発につながる役割
- 職場外の経験
- 部門横断的な職務
- ストレッチングな職務
- ジョブローテーション

・複数の学習方法を組み合わせて使う
プレゼンテーションスキルの研修を終えた人に、まず、プレゼンを得意とする同僚が実際にプレゼンをしている様子を観察してもらう。その後、次のチーム・ミーティングで、本人にプレゼンしてもらう。

・複数の目標に対応できる学習機会を活用する
例)リーダシップ研修も兼ねたコミュニケーションスキルの研修に参加し、一度に2つのスキルを学ぶ

・起こりうる障害を見極め、必要な支援を合意決定する
例)メンバーが仕事の都合で学習機会を逃さないよう、リーダーがそのメンバーの仕事を代わりに行う要員を配置する。

・習得状況の測定評価方法を設定する
例)メンバーが、研修後にリーダーと面談し、学習成果について話し合い、学んだスキルをリーダーとロールプレイして実際に使ってみる
適用
学んだスキル・知識を適用したならば、活かせる場所や進捗状況を測定したり、フィードバックが必要です
- 習得したスキル・知識を活用する機械を現在の業務や将来のプロジェクトの中から特定する
- 段階的な適用の機会を設け、徐々にスキルが積み上げていくことで、能力を高め自信を深めていく
- 進捗や成果を図るための測定方法を設定する
- 考えれる障害と、スキルをうまく適用するために必要な支援やリソースを特定する
マネジメントについてはこちら
https://laphroaig-apple.com/2021/07/14/management/
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