VPCはVirtual Private Cloudの略です。
VPCはAWSクラウドのネットワークからユーザ専用の仮想ネットワーク領域のことを言います。
目次
VPCの概要
任意のIPアドレス範囲を選択して仮想ネットワークを構築します。
AZ(アベイラビリティゾーン)とVPC、サブネットの関係性は以下のイメージです。
VPCは/16 〜 /28のCIDR範囲で作成できます。
AWSアカウントを作成すると、自動的に各リージョンに1つづつデフォルトVPCと
デフォルトサブネットが生成されています。
サブネット
サブネットは以下の特徴があります。
- サブネットはVPCの中に作成します
- サブネットは複数のAZにまたがって作成することができません
- 「故障に備えた設計で障害を回避」のため、同じ役割のサブネットを複数のAZに作成し、
サーバを各AZに冗長的に配置することが良い - インターネットゲートウェイへのルーティング有無でサブネットのタイプが分かれる
有り・・・パブリックサブネット
無し・・・プライベートサブネット
セキュリティグループとネットワークACL
セキュリティグループ | ネットワークACL設定 |
---|---|
インスタンスのトラフィックのアクセス可否を設定するファイヤーウォール機能を提供 | Vサブネット単位で適用する |
サーバ単位で適用 | ステートレス:インバウンド設定だけではアウトバウンドは許可されない |
ステートフル:インバウンドのみ設定すればアウトバウンドも許可される(状態を維持) | 許可と拒否をI n/Outを指定 |
許可のみをI n /Outで指定 | デフォルトでは全ての通信を許可する設定 |
全てのルールを適用 | 番号の順序通りに適用 |
NATゲートウェイの利用
プライベートサブネット内のインスタンスに接続するには踏み台サーバが必要。
インターネットへのトラフィックにはNATゲートウェイが必要(ソフトウェア更新など)
※NATゲートウェイは作成するだけでも課金対象になりますので、注意が必要です。
VPCエンドポイントの利用
VPCエンドポイントはグローバルIPをもつAWSサービス(S3など)に対して、
VPC内から直接アクセスするための出口となります。
VPCピアリング接続の構成
VPCピアリングにより、2つのVPC間でのトラフィックルーティングが可能になります。
- 異なるAWSアカウント間のVPC間のピア接続可能です。
- 一部のリージョン間の異なるVPC間のピア接続も可能です。
- 単一障害点や帯域幅のボトルネックは存在しません。
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