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伝票制
取引の発生があれば、仕訳帳に仕訳を記入します。
これが簿記の原則でしたが、この仕訳帳の記入の代わりに伝票(紙)を用いる場合があります。
伝票には、一種類の伝票のみを用いる一伝票制と三種類の伝票を用いる三伝票制があります。
一伝票制
仕訳伝票を用いて取引の処理を行います。
取引先、係の印など仕訳とは異なる処理も必要ですが、基本的には仕訳と同じ要領で作成します。
三伝票制
「入金伝票」「出金伝票」「振替伝票」を用いて処理する方法です。
(分担作業の効率化)
- 入金伝票・・・借方が「現金」の取引を記入
- 出金伝票・・・貸方が「現金」の取引を記入
- 振替伝票・・・現金が登場しない取引を記入
一部現金取引の処理
三伝票制の場合、一部現金取引が発生する場合があります。
①取引を単純に分解する方法(分解方式)
②取引を擬制する方法(集約方式)
いったん全額を掛などとして振替伝票に記入し、直ちに入金または出金があったものとみなして
処理します。
仕訳日計表
伝票から総勘定元帳へその都度転記するのは手間がかかります。
そこで通常は、仕訳日計表を作成し、ここから各総勘定元帳へ転記します。
伝票を一枚一枚めくりながら総勘定元帳へ転記するのは、非常に手間がかかるので、
伝票と総勘定元帳の間に仕訳日計表を置きます。
(1日分の仕訳を合算したもの ※相殺はしない)
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