簿記:5.貸倒引当金

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こんにちは、KiYOです。

システムエンジニア歴20年オーバーの会社員です。副業で稼ぐため、色々なことをやっていますが、個人事業主としてやっていくには確定申告は必須なので、簿記を1から勉強しました。

2021年4月に日商簿記3級(CBT)を1発合格できました。その時に学んだ簿記のことを発信していきたいと思います。

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貸倒引当金について紹介します。

貸倒引当金の勘定科目があり、どのような場面で使われるか解説します。

簿記の学習は本でやっていましたが、結構ややこしくて理解できなく挫折しました。

そのため、通信教育のクレアールを受講しました。 Webオンライン動画で見ることができて、簿記の独特の考え方など親切丁寧に教えてくれてわかりやすかったです。 資料請求は以下のバナーからできますので、簿記の試験対策にいかがでしょうか。 おすすめします。

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目次

貸倒れとは

  1. 貸倒れ・・・受取手形や売掛金などの債権が、相手先の倒産などによって回収不能になる
  2. 貸倒引当金・・・貸倒れを見越して計上した、資産のマイナスを表す勘定(評価勘定)

貸倒れの処理(貸倒引当金がないケース)

貸倒引当金がない場合、貸倒額を貸倒損失勘定によって処理します。

貸倒引当金があるケース

貸倒引当金の設定(繰入)

翌期以降に貸倒が生じると見込まれる金額(貸倒見積額)は、

実質的に資産として価値が見込めないです。

決算整理においてその金額を見積もり、貸倒引当金勘定として計上します。

相手勘定は貸倒引当金繰入勘定です。

貸倒見積額は、通常、過去の貸倒実績率に基づいて策定します。

前期以前に発生の売掛金などが貸倒れた場合

貸倒引当金勘定の残高があればそれを取り崩します。

これを「貸倒引当金の充当」と表現します。

貸倒引当金勘定の残高が貸倒額に対して不足している場合には、

その不足額を貸倒損失勘定によって処理します。

差額補充法と洗替法

※日商簿記検定では差額補充法のみが出題されている状況

前期以前から繰り越されてきた貸倒引当金残高がある場合、

当期末の貸倒引当金を設定する際の会計処理方法には差額補充法と洗替法の2つがあります。

1.差額補充法

貸倒引当金設定額と設定前の貸倒引当金勘定残高との差額について、

補充または取り崩しを行う方法です。

補充が必要な場合は貸倒引当金繰入勘定、

取り崩しを行う場合は貸倒引当金戻入勘定が計上されます。

2.洗替方式

設定前の貸倒引当金勘定残高を一旦取り崩し、

当期末の設定額を改めて計上し直す(繰入れる)方法になります。

当期発生の売掛金などが貸し倒れた場合

当期中に生じた売掛金や受取手形は、

当期末になるまでは貸倒引当金設定対象となっていません。

     ↓

当期中に貸し倒れた場合、貸倒引当金は充当しません。

全額貸倒損失勘定として処理します。

貸倒処理後における回収

当期中に貸倒処理した債権の回収

「当期中に行っていた貸倒処理」を取り消す処理を行います。

→貸倒損失の計上 or 貸倒引当金の充当

前期以前に貸倒処理した債権の回収

償却債権取立益勘定によって処理します。

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この記事を書いた人

ITの事や自分の経験談など綴っていきたいと思っています。

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