DynamoDBは、完全マネージド型のNoSQLデータサービスです。データベースソフトウェアのインストールや、管理をすることなく利用できます。
目次
DynamoDBの特徴
DynamoDBには以下のような特徴があります。
- ハイスケーラブルで無制限に性能を拡張できる
- 負荷が高くなっても応答速度が低下しない低レイテンシー
- 高可用性(SPOF※1なしでデータは3箇所のAZに保存)
- マネージド型のためメンテナンスフリー:CloudWatchで運用
- ストレージの容量制限がない(必要に応じて自動拡張)
※1 SPOF(Single Point Of Failureの頭文字をつなげたもので、 日本語では「単一障害点」と呼びます。 システムを構成する要素のうち、そこが停止するとシステム全体が停止してしまう部分のことです。)
データを容易に操作することが主要な役割
できること
- キーに対するバリュー(値)のCRUD操作
- 簡易なクエリやオーダー
- 例えば、数万人以上が同時にアクセスして処理が必要になるアプリのデータ処理など
できないこと・向いていないこと
- JOIN・TRANSACTION・COMMIT・ROLLBACKは不可
- 詳細なクエリやオーダー(データ検索や結合処理などには向いていない)
- 大量のデータ読み書きにはコストがかかる
ユースケース
ビッグデータ処理向けか大量データ処理が必要なアプリ向けに利用
ビッグデータ
- 大量のデータを収集・蓄積・分析するためのデータベースとして活用
- Hadoopと連携してビッグデータ処理が可能
アプリケーション
- 大規模サービスでのデータ高速処理が必要なアプリケーション向けに活用
- 多数のユーザが一度にアクセスするようなアプリケーションのデータ処理など
ユーザ行動データ管理
- ユーザ情報やゲーム、広告などのユーザ行動データ向け
- ユーザIDごとに複数の行動履歴管理
バッグエンドデータ処理
- モバイルアプリのバッグエンド
- バッチ処理のロック管理
- フラッシュマーケティング
- ストレージのインデックス
次は「Aurora」についてです。
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