簿記:9.試算表

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取引を継続して帳簿に記載している場合、一定期間経過ごと(1週間とか1ヶ月)に、

また、決算において、貸借対照表や損益計算書を作成する前に、

試算表(trail balance:T/B)を作成して、

仕訳や総勘定元帳への転記が正しかったかどうかを確認します。

試算表には、合計試算表・残高試算表・合計残高試算表の3種類があります。

目次

試算表の基本

試算表(T/B:Trail Balance)の意義

全ての勘定科目について、勘定記入された金額を集計した一覧表のことを言います。

貸借平均の原理に基づき、転記の正確性を検証するためのものとされています。

仕訳は貸借平均(貸借合計が一致)

       ↓

それを転記した勘定口座も、全てまとめると貸借平均

       ↓

それを集計した試算表も貸借平均

試算表の種類

  • 合計試算表・・・各勘定口座の借方・貸方それぞれに記入された金額の合計を
            集計した一覧表
  • 残高試算表・・・各勘定の残高を集計した一覧表
  • 合計残高試算表・・・合計試算表と残高試算表を1つにまとめた表

売掛金・買掛金明細も作成する問題

試算表に関する実践問題

(1)売掛金・買掛金明細表なども併せてつくる問題
 売掛金、買掛金については仕訳に相手先もメモすると良いです。

(2)問題文に取引先の重複記載があるケース
 どのようなグループに分けて取引が記載されているかに注目。
 そのグループで集計できる科目は、そのグループで集計すると楽です。

取引の重複記載がある問題

同じ取引が2つの補助簿に記入された場合に、両方を加えてしまうと、

二重転記となってしまうので、片方を消去します。

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この記事を書いた人

ITの事や自分の経験談など綴っていきたいと思っています。

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